アカマツ・広葉樹MIXローテーブル開発ストーリー

2018年02月07日

 
開発に関する思い
 
リビングでソファに合わせてセンターテーブルとして、ソファの脇にコーヒーテーブルとして…という使い方はもちろん、ワンルームでひとり暮らしのお供に、普段使いの座卓としてもちょうど良いサイズの、しかも本物の木を使ったこだわりのローテーブルを作れないだろうか・・・そんな想いからアカマツと広葉樹MIXのローテーブル開発がスタートしました。

天板には、岩泉産の木を素材として岩泉町内の工場で作られた集成材が使われています。



汚れやキズに強かったり安価なことから、普段目にする木製らしきテーブルの天板は、木材の小片やオガ粉を固めた木質ボードの表面に薄い木材シートを張った「突き板」や、木のように見えて木ではない合成樹脂化粧合板などが使われていることがほとんどです。

ではホンモノの木ということで、無垢材の大きな板で天板を作りたいところですが、天板用の一枚板が挽けるほどの巨木にはごく稀にしか出会えません。また、山の傾斜や枝の張り方の影響で幹が曲がっていたり、節があったりするため一枚板で天板をつくることは難しく、高価なものとなってしまいます。


岩泉の森の特徴である豊富な広葉樹は、まっすぐ背の高い針葉樹と比べて、曲がっていたり、ねじれていたりすることも多いですが、集成材に加工することで欠点を取り除きながら活かすことが可能になります。また、岩泉の森の代表的な針葉樹のひとつであるアカマツは、生長の仕方や枝の生え方の特徴によって、板に挽いたとき一定間隔でまとまった節ができてしまいます。



節を活かす利用方法もありますが、節を欠点とみる場合には集成材に加工する工程の中で取り除くことができます。岩泉の森を活かしながら、ホンモノの木製品を多くの皆さまにお届けできるのが集成材を使った製品です。

集成材は、B級品や欠陥品を「修正」した材ではなく、丸太を挽いた板から曲がりや節などの欠点を取り除いた部材を、張り合わせて作った木材です。しっかりと乾かした部材を張り合わせるので、反ったり、ねじれたり、割れたりするという不都合が起きにくく、強度も安定しています。また、大きな板や長い材などを比較的自由につくることができ、住宅のほか様々な施設の手すりや階段、床材などにも利用されます。


気軽にホンモノに触れることができる集成材で、材料の色味や木目をそのまま楽しめるクリアのウレタン塗装が施してあります。塗装により表面を硬化させるため、無塗装の柔らかみはやや失われてしまいますが、汚れや傷にも比較的強く、お手入れが簡単です。


 
2種類の集成材天板

<アカマツ集成材天板>



材料に岩泉町の町木・アカマツを使った集成材です。アカマツという名のとおり木の表面は赤っぽい色ですが、材料として利用する皮の中身の色は赤いわけではなく、ほかの木材と比べるとかなり白っぽいです。また、集成加工の工程で節を除いているため、やわらかで温かみの感じられるシンプルな天板となっています。
 
<広葉樹Mix集成材天板>



集成材の材料には、岩泉の森の豊富な広葉樹を使っています。本来、集成材の素材には、硬さや収縮の度合いなど樹種により特徴が異なるため、多樹種を使うことはまれですが、この商品では、ナラ、クリ、セン、ホオノキ、ミズキの5樹種を用いて作っています。樹種による色や木目、質感の違いも楽しめ、板全体の模様も楽しむことができます。集成加工で接着される個々の材の長さはそれぞれ異なるため、商品はすべて一点ものとなります。

 

製造現場紹介

天板の製造工場である(有)日本木材工業は、造作用集成材製造や木製品加工を手掛けており、製造・販売している集成材はオーダーメイドで小さな材1本から長さ10メートルの板材まで対応可能な工場です。
 
集成材の材料となる板は、製材所で丸太から板に挽いてしっかりと乾燥してもらったものを扱います。

広葉樹Mix集成材用の材料は、複数の樹種を使うため、選別し細長い角材に切り分けます。



表面をカンナがけします。



節や割れている部分などを切り落とします。





同じ樹種が連続しないよう並び替えながら、コンベアーに乗せます。



小口を互い違いにギザギザに切ってから相互に組み合わせてつなぎ合わせるフィンガージョイントという方法で、必要な長さの角棒にします。



角棒を再度カンナがけします。



角棒に接着剤を塗り、必要な幅の板になる本数を並べて圧着します。



圧着に使うのはこんなに大きな機械!最大10mまで圧着することができるのだそう。



この機械に先ほど接着剤を塗った集成材を丁寧に並べていきます。



接着には1時間ほど時間がかかります。その後に養生期間を1日ほど置くことでしっかりと接着されます。
その後、圧着することではみ出した接着剤を丁寧に剥がしていき、ヤスリがけを行います。




最後に角の耳を落として規定の寸法に成形していきます。



職人さんが角を丁寧に面取りして、完成です。





岩泉の豊かな森の木材を使い、職人さんたちの手で丁寧に仕上げたローテーブル。
あなたの暮らしにいかがでしょうか。

 

Products

 プロダクト
手彫り木製コースター5色セット
4,320円(税込)
ローテーブル(アカマツ材)
29,800円(税込)
ローテーブル(広葉樹MIX材)
34,800円(税込)

 

岩泉17樹ポストカード(17枚入り1セット)
1,500円(税込)
スモークチップ(サクラ・ナラ・ブレンド)500g
700円(税込)
Kodama/iPhone用ウッドスピーカー
4,300円(税込)